さゆう

さゆう
さゆう【左右】
※一※
(1)みぎとひだり。 みぎやひだり。

「前後~に揺れる」

(2)自分のそば。 身のまわり。 また, そば近く仕える者。

「~の者に命ずる」「~に質(タダ)す」

(3)みぎともひだりとも態度をはっきりさせないこと。

「言を~にして言質を与えない」

(4)(年齢などの数を表す漢語のあとに付けて)前後。

「道行姿の小作りの前屈みの六十~の白い髯(ヒゲ)の客人/社会百面相(魯庵)」

(5)内容がはっきりすること。

「間(アイ)の襖(フスマ)を閉切つて, 漸く秘密の~を得た/酒中日記(独歩)」

(6)能楽で舞の基本の型。 左手を高く上げ, 右手を低く出し添えて左へ行き, 足拍子を踏んで向きを変え, 右手を上げるとともに左手を下げて右へ行くこと。 歩数によって大・中・小の別があり, 普通小左右をさす。
※二※
(1)思うままにすること。 影響を及ぼし支配すること。

「市場を~する」「真善美は吾が一心の所産にあらず, 吾れは之れを~する能はず/病閒録(梁川)」

(2)どちらかに決定すること。 決断すること。
~に託・す
はっきりした返答や処置をしない。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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